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第12話 イケメン(赤)の秘密①

ผู้เขียน: 来須みかん
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-02-27 11:38:00
珍しく優しい笑みを浮かべていたレンは、穂香の視線に気がつくとサッと表情を消す。そこには、いつも通りのレンがいた。

(私の見間違え、かな? それとも積極的な姿を見て好感度が上がったとか? いやでも、こんな簡単なことで好きになってはもらえないよね……)

穂香がぐるぐる考えているうちに、風景が朝の教室から放課後へと変わる。

【同日 放課後/廊下】

目の前に現れた文字を見ながら、穂香は「これは実行委員の集まりに行けってことね」とつぶやいた。

「そういうわけで、レンは先に帰っててね」

「えっ、それは……」

なぜか驚いているレンを、穂香は不思議そうに見つめる。

「何か問題ある?」

「……いえ」

何か言いたそうなのに、レンから続きの言葉は出てこない。

(もしかしたら、私には言えないことなのかも?)

幼なじみのサポートキャラだからとずっと一緒にいるが、よく考えたら数日前に出会ったばかりの他人。お互いに知らないことばかりなはず。それなのに、いつのまにか本当の幼なじみのような気になってしまっていた。

「えっと、行ってくるね」

レンと別れた穂香は、3年生の教室へと向かう。

(3年生のクラスに来るの緊張する……)

そんなことを考えていると教室の扉の前に立っていた穴織が、穂香に向かって手を振った。

「白川さん、こっちこっち! 来てくれてありがとう」

人懐こい笑みを浮かべる穴織。

(穴織くんが、人気がある理由がよく分かるなぁ。でも、だからこそ、こんな爽やかイケメンと私が恋愛なんて無理だよ)

3年1組の教室に入る穂香の視界に、青、黄のカラフルな髪色が見えた。恋愛相手候補しか見えないこの異質な世界で、穂香が見える数少ない人達が揃っている。

真っ青な髪の松凪先生が「よーし、みんな集まったか? ほらお前らもさっさと席につけ」と言ったので穂香と穴織は慌てて席についた。

「今年の文化祭実行委員の顧問、松凪だ。よろしくな。会議は、生徒会長に進行してもらうから、皆、静かに聞くように」

その言葉を受けて、先生の代わりに、金髪の生徒会長が教壇に立った。

「では、さっそく、文化祭までのスケジュールを説明いたします」

プリントが配られたときに、穂香は自分だけカバンを持ってきていないことに気がついた。

(あっ、しまった。筆記用具がいるんだ!)

生徒会長の説明を聞きながら、他の実行委員達はメモを取っている。

穂香が何か言
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